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おお、悲しいかな。この時までに、女子大生からメールが来ないとは… 今回の講義はたいしたことは言わぬ。気楽に聞くがよい。 最近、Dナビなどにおいて、女子大生を非難する言い回しが横行しておる。以前わしは、「イタリア」なる金持ちのお嬢と議論を戦わせたことがあるが、着飾って中身のないおなごは確かにおる。しかしそれがすべてではないということを忘れてはいまいか。 簡単に触れておく。このイタリアというおなごは、親の金で海外旅行に行き、ブランド物を買いあさっておることを自慢した。それもすべて親の負担。分相応のものを所持するならばいざ知らず、自分はとてもそれらを所持する器にないにも関わらず、ブランドもんを持ち歩き、それを自慢した。それはおかしいのではないか、と指摘したわけだ。 同志社、同女などの、いわゆるお嬢様大学には、こういった女がかなりいる。化粧はばっちり、服装もカバンも高級品揃え。しかし性格はといえば、それに見合ったものでは全くない。そもそも、大学に来るのにどうしておしゃれする必要があるのか? 女子学生諸君、このことを自問自答してもらいたい。 しかし、ここまで述べてきたようなことは、すべて批判である。当然のことだが、すべての女子大生がそうではなく、彼女らを批判しておる諸君もそのことを忘れてはならない。 わしは着飾らぬ女を望むのが、それは流行に疎い女を望んでいるというわけではない。その女が実際は金持ちのお嬢様かも知れないが、学校に来るのは普通の格好でよいではないか。厚化粧しなくともよいではないか。どうして自分の本当の姿を表出できないのじゃ? それはひとえに、自分に自身がないからではなかろうか? 流行を追い求め、ブランドを追い求め、器に似合わぬ格好をして、ブランド物を身につけたところで、何のメリットがあるというのか? 同志社の中にも、着飾らぬ女もいる。京大に行けば着飾らぬ女は多い。着飾ったところで、中身が伴っていなければ意味がないではないか。 諸君! 諸君は買い物に行くとき、袋がきれいで高いものを買うか、袋はいまいちで中身の良さそうなものを買うか、どちらを選択するだろう。おそらく後者であると思われる。袋がよい分、値段も高くなり、不経済である。 着飾り、ブランドを持ち歩く女もそれに同じである。プライドだけは人一倍高く、中身が伴わない。そんな女はねらうだけ損だ。男性諸君、目を覚ませ! 女の価値を外見だけで見るのは誤りである。女性諸君、着飾るのはよいが、中身を充実させよ。そなたの本質、必ず理解されよう。理解してもらえるような男を相手にすればよい。 着飾ることを否定しまい。しかし度が過ぎておる場合があるので、それは誠にもって遺憾である。この点において、該当する女子大生が非難されることについてはある程度致し方のないことであると思われる。 しかし、それを総じて「女子大生が悪い」等と言うことは、まったくもって言語道断であり、普通の女子大生にとっては迷惑この上ない話である。そのことを覚えておいていただきたいと思うものである。 |